カフェインの効能
コーヒーの主成分の1つであるカフェイン。カフェインには様々な効能があります。
例えば、
・覚醒作用による集中力向上
・興奮作用による疲労感の軽減
・利尿作用によるむくみ予防
・血管収縮作用による片頭痛の緩和
・代謝促成作用による肥満防止
・胃液分泌作用による消化促進
など。
特に有名なのは覚醒作用ですね。最近では認知症予防にも効果があるのでは、という研究結果もあるようです。
カフェインの副作用
そんな素晴らしい効能がある一方で、カフェインには副作用もあります。
例えば、
・脈拍数、心拍数の増加
・胸痛
・目まい
・興奮
・震え
・不安
・不眠
・下痢や吐き気、嘔吐
など。
何より怖いのはカフェインには依存性がある、ということです。
「コーヒーを飲まないと落ち着かない」・「飲みたいわけではないのに取りあえずコーヒーを淹れている」という方も多いのではないでしょうか。
カフェインの許容量
では、1日に摂るカフェインの許容量とはどのくらいなのでしょうか。
世界基準では、
WHO(世界保健機関):妊婦はコーヒーの摂取量を1日3~4杯。
FSA(英国食品基準庁):妊婦は1日あたりのカフェイン摂取量を200mg(マグカップ2杯程度)。
HC(カナダ保健省):健康な成人で1日最大400mg(マグカップ約3杯)、妊婦は1日あたり最大300㎎(マグカップ約2杯)
※厚生労働省HP参照
と定められています。
日本では「カフェインに対する感受性は個人差が大きく、健康に対する影響を正確に評価することが難しい」ということから、カフェインの1日摂取許容量は設定されていません。
ただ、一般的には世界基準に合わせて、健康的な成人で1日あたり400㎎(マグカップでコーヒー約3杯)が1日摂取許容量となっています。
カフェインの含有量
では、各食品類のカフェイン含有量はどのくらいなのでしょうか。
【代表的な飲み物例】
コーヒー:100mlあたり60㎎
インスタントコーヒー:1杯あたり80㎎
紅茶:100mlあたり30㎎
緑茶・烏龍茶:100mlあたり20㎎
エナジードリンク:100mlあたり32~300㎎
※食品安全委員会HP参照
実際に博士が摂った1日のカフェイン量を計算してみましょう。
202011_kidsbox1日の自分のカフェイン摂取量を計算して、どれくらいカフェインを摂っているのか確認してみるのもいいですね。